2022年02月09日
AI時代とボイスエンライトメント3
ボイスエンライトメント 體整える
続•AI時代とボイスエンライトメント
の続きです。
【私の競合はAI】
先日ある人の紹介でビジネスコンサルタントを初めて受けてみました。
セッションの中でたくさん質問していただいたのですが、その中で「あなたの競合はなんですか?」というのがありました。
そんなことを考えたこともなかったのでその時はとっさに「宗教?ネットワーク組織?」等と答えたのですが、
その後の対話の途中でハッと気づいたんです、
私の競合は、AI(人工知能)なんだと。
私は、ボイスエンライトメントやカウンセリングを通して、「身体との繋がりを取り戻す」「身体性を感じることを思い出す」ということをやっていきたい。
そういう人が増えれば増えるほど、幸せな人が増えて、世の中に温もりが取り戻せることがわかってるから。
でも、残念ながら今は、「人間がテクノロジーとの関係性を深めれば深めるほど、私たちは身体との関係性を薄めている」ということが起こっているのです。
だから、今はAIはライバルです。
でも、もう少し深掘りすると、
身体との繋がりを喪失した人は、不安がいっぱい、自信がない、で何かに依存しないでは生きられなくなる、
その依存先が宗教だったりスピリチュアルだってり、ネットワーク組織だったり、あるいはAIだったりするだけです。
宗教やAIが悪いのではなくて、
人間がどうしようもないほど身体性を喪失してしまったことが問題なのです。
これからテクノロジーを使った高度な文明へ向かうことが避けられないのであれば、
私たちが身体との繋がりを取り戻すためにそれを利用したり、
身体と繋がった状態でうまく利用していけるのであれば、テクノロジーとの関係性を深めながら、私たちはもっと幸せに生きていけるのではないでしょうか。
【AIにはできないことをやる】
この前、ボーカロイドが好きな若い子に、最近のボーカロイドの曲を何個か聴かせてもらいました。
、、、ビックリしました。
息遣いから、声のかすれ具合、
抑揚、発音など、一見(一聴?)人が唄ってるとしか思えない精妙さ。
おそらく一般的な耳で聞いたら、人が歌ってるのか、ボーカロイドなのか、判断できないレベルにまできているでしょう。
ディープラーニング恐るべし。
しかし!
ボーカロイドがどんなに人間の声に似てるとはいっても、そこには絶対に含まれない周波数があります。
それが、人生。
出会いや別れ、
傷つけられたり傷つけたりしたこと、
救ったり救われたりしたこと、
愛したこと、愛されたこと、
成功したこと、失敗したこと、、
そんな人生というストーリーを、誰でも必ず経験してます。
人生というストーリーには、膨大なエネルギーがあります。
そのエネルギーがどこにあるのかといえば、身体なんです。
身体と繋がって歌う、ということは、人生というストーリーを乗っけて歌う、ということになります。
ストーリーが乗った歌は、上手い下手に関わらず、強力なパワーを持ちます。
昨年私たちの仲間でミニコンサートをした時、普段は人前で歌うことがほとんどない2人の女性が自分たちの人生を歌に乗せて竹内まりやの【人生の扉】を歌った時、会場中が、涙、涙、になったことがあります。
私も涙が溢れて仕方がなかったです。
ボーカロイドみたいに完璧なテクニックではなかったかもしれないけど、このような、人の心に響く歌、味のある歌を歌えるのは、身体を持った人間にしかできないことなのです。
何も、その人の人生と共鳴するような歌詞の曲を歌う必要も本当はありません。
身体と繋がって発声した声、そのものが、その人の人生、心、意識の状態を表します。
人は無心になって、身体に全てを委ねたとき、1番強い波動を出します。
それは、満遍なく存在する愛の波動と共鳴するからです。
完璧に歌おう、上手に歌おう、人を感動させようとすれば、そういうことは起こりません。
かく言う私も、いつでもどこでもそんな境地で歌えるわけではありません。
数年前とは全く違いますが、まだまだ身体との関係性を深める余地はいっぱいあります。
近代的な身体観が骨の髄まで染み渡ってる現代人にとっては、気が遠くなるほどの長い道のりなのかもしれませんが、
データ史上主義の時代に入っていく今だからこそ、身体との関係、、、大きく見直さないといけないことなのかもしれません。
このシリーズの冒頭で問いかけました。
「あなたのデータ(記録)=あなた、ですか?」と。
そう、ディープラーニングでどれほどデータを集めても、そこには「あなた」はいないんです。
人生のストーリー=記憶。
ボイスエンライトメントでやっていきたいのは次のことです。
データではない自分を知ること、
データではないあなたを知ること、
データではないあなたとワタシが交流をすること、共鳴し合うこと。
→記憶を重ね合うこと。
そんな仲間を増やしていきたいと思います。
おわり
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