2021年12月24日
3つの色メガネのはなし
ブログ 心を解き放つ 自分らしく生きるヒント
私たちは、「観念」や「過去の体験」というフィルター越しに自分自身や世界を見ています。
多くの場合、フィルター越しに見える自分や世界はネガティブに歪んで認識されます。
フィルター=苦しみをもたらすもの、と言ってもいいかもしれません。
そのフィルターを外していくことが、自我の克服、意識の目覚めということなんだと思います。
元臨床心理士の春井星乃さんのブログ元臨床心理士の春井星乃さんのブログから学んだことですが、
私たちがかけているフィルター→メガネは3つあるそうで、私たちはそれに気づいていません。
※実際3つのメガネを同時に耳にかけられませんので、これはあくまでも例えの話です。
その3つのメガネにはそれぞれ色がついていて、色は何でもいいのですが、
例えば一番外側のが赤、真ん中が青、一番内側のが黄色とします。
3つのメガネを外側から順に外していくことが、自我を超えていくプロセスだというのです。
1番外側のメガネは、親子関係や社会の影響でできる赤色メガネです。
親が自分の思い込みや理想を押し付けて育てることで、子どもはそこから得られた自己イメージを本当の自分と思い込み、
その「歪んだ信念」からさまざまな精神病理を作り出します。
赤いメガネを自分がかけているかいないかですが、、
ほとんどの人は間違いなくかけています。
この赤いメガネを外すには、自分と向き合い、親や権威の影響を客観的にみる必要があります。
カウンセリング(セルフカウンセリングも含む)はこのためにあります。
この自分と向き合い、親や権威のネガティブな影響を見ようとするとき、抵抗や嫌な気持ちが出てくる場合は、
赤いメガネが濃厚な可能性大です。
人によっては、この赤いメガネを外すプロセスが、ものすごく辛く大変な作業となり、
何年もカウンセリングを受けないといけないようなこともあります。
3つのメガネは外から順番にしか外れないため、赤いメガネをかけているときは、
赤、青、黄色の3つのフィルターがかかっているため、
世界は文字通り真っ黒に見えます。
さて、2つ目のメガネはなんでしょう。
エニアグラムというのを知っていますか?
これは9つに分類される性格タイプのことです。
一般心理学の世界ではエニアグラムはガン無視ですが、
私の師匠である溝口あゆか先生は、カウンセリングの現場においてエニアグラムをとても重要視されていました。
エニアグラムはそこら辺にある性格判断や〜占いとは次元が違います。
人間の根源的な原理を見る、解像度の高いものだと思っています。
心理支援のみならず、コーチングや子育てにも、エニアグラムはとても役に立ちます。
春井さんによると、エニアグラムタイプは、乳幼児期に形成された「自己イメージ」と「世界・他者イメージ」によって作られているとのことです。
真ん中の黄色いメガネは、このエニアグラムのフィルターを通して見える世界であり、
黄色と最後の青いメガネをかけた私たちには、世界が緑色に見えています。
このエニアグラムタイプのメガネに気づいてないと、エニアグラムタイプにおける自己イメージと同一化した状態で、エニアグラムにコントロールされ翻弄された人生を送ることになります。
例えば、私はエニアグラムタイプ3ですが、
このタイプは、成功者という自己イメージと同化してしまう傾向にあるので、人からどう見えるかということにものすごく神経質になります。
周りから成功者として見られてないと気が済まない、、、
だから、失敗を極端に恐れるし、うまくいってないとき、それを周りに悟られることを極端に恐れます。
実際よりもうまくいっていると見せようとするので、等身大の自分を曝け出すことができません。
それゆえに人と親密になることが苦手で、薄っぺらい交流しかできないということも起こります。
「虚飾」という自我を乗り越えるのが、タイプ3の魂の課題です。
これまでを振り返っても、ストレスフルな状況に陥っていた時、かなりこのエニアグラムタイプに翻弄されていた自分がいました。
人に嫌悪感を抱かれてしまう時も、皮肉にも「よく見られたい」という自我にコントロールされていることが多かったのです。
これでもだいぶ解放されたとは思いますが、、、
黄色のメガネを外すには、自分のエニアグラムタイプを正確に知り、日々自分のエニアグラム的なパターンを意識化していくことです。
本やネットでエニアグラムタイプを診断するテストがあるので活用しながら、じっくりとタイプを見極めていくことをおすすめします。
ただし、赤いメガネがまだまだ濃くある人は、エニアグラムタイプの判定が非常に難しいです。
それと、エニアグラムには、タイプと「ウィング」と呼ばれるサブタイプがあり、その組み合わせにより、自分のことをより深く理解できます。
タイプ3の場合は、その両隣りの数字、2か4がウィングにあり、タイプ1は、2と9がウィングになります。
私はタイプ3のウィング2、になるので、タイプ3でありながら、タイプ2(世話焼き)の要素も濃くあります。
赤いメガネにしても、黄色いメガネにしても、とにかく外すには時間が必要になります。
私は仕事柄、ある程度話をすればその人のエニアグラム診断ができるようになってきたので、お知り合いであれば、タイプ見つけるのお手伝いします。
本は、ドン・リチャードさんの本がダントツオススメです。
新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

そして、ラストのメガネ、これは「自己他者構造」の青色メガネです。
これを一言で説明するのは難しいですが、要は、人間の根源的な思い込みは、「自分と他は、分離された存在だ」というもので、そのマインドが投影された世界を唯一の現実だと思っていること。
このメガネが外れたら、自他という二元性は消えて、これまで現実だと思っていたことが、分離意識(自我)の見ていた夢だったとわかるということです。
カタカムナとか、ヌーソロジーとか、奇跡のコース、エックハルト・トール、バイロン•ケイティなど悟り•ワンネス(非二元)ティーチャーなんかが伝えていることです。
赤いメガネも黄色いメガネも、人間に苦しみをもたらしますが、真に全ての苦しみから解放されるには、この最後のメガネが外れる必要があるようです。
いっとき非二元ブームというのがあり、瞑想などで青いメガネ外しに精を出す人が増えたことがありました。
はじめの方に書いたように、メガネは外側から順にしか外れないということで、赤や黄色メガネ外しをしてない人が自我を超越することはできない、一見覚醒してるっぽいけど、実際は感情を凍結麻痺させてるだけどいったエセ覚醒者も有名非二元ティーチャーになったりしてました。
現状としては、全てのメガネが外れた人はこの世にいるかいないかというレベルで、青いメガネで暮らしている人はほんの一握り、ほとんどの人は黒い世界か灰色の世界か、濃い緑の世界に住んでるのではないかということです。
メガネ外しは、心理的なアプローチが有名ですが、身体自由性を取り戻すような、身体からのアプローチも一緒にやっていくと加速すると思います。
多くの場合、フィルター越しに見える自分や世界はネガティブに歪んで認識されます。
フィルター=苦しみをもたらすもの、と言ってもいいかもしれません。
そのフィルターを外していくことが、自我の克服、意識の目覚めということなんだと思います。
元臨床心理士の春井星乃さんのブログ元臨床心理士の春井星乃さんのブログから学んだことですが、
私たちがかけているフィルター→メガネは3つあるそうで、私たちはそれに気づいていません。
※実際3つのメガネを同時に耳にかけられませんので、これはあくまでも例えの話です。
その3つのメガネにはそれぞれ色がついていて、色は何でもいいのですが、
例えば一番外側のが赤、真ん中が青、一番内側のが黄色とします。
3つのメガネを外側から順に外していくことが、自我を超えていくプロセスだというのです。
1番外側のメガネは、親子関係や社会の影響でできる赤色メガネです。
親が自分の思い込みや理想を押し付けて育てることで、子どもはそこから得られた自己イメージを本当の自分と思い込み、
その「歪んだ信念」からさまざまな精神病理を作り出します。
赤いメガネを自分がかけているかいないかですが、、
ほとんどの人は間違いなくかけています。
この赤いメガネを外すには、自分と向き合い、親や権威の影響を客観的にみる必要があります。
カウンセリング(セルフカウンセリングも含む)はこのためにあります。
この自分と向き合い、親や権威のネガティブな影響を見ようとするとき、抵抗や嫌な気持ちが出てくる場合は、
赤いメガネが濃厚な可能性大です。
人によっては、この赤いメガネを外すプロセスが、ものすごく辛く大変な作業となり、
何年もカウンセリングを受けないといけないようなこともあります。
3つのメガネは外から順番にしか外れないため、赤いメガネをかけているときは、
赤、青、黄色の3つのフィルターがかかっているため、
世界は文字通り真っ黒に見えます。
さて、2つ目のメガネはなんでしょう。
エニアグラムというのを知っていますか?
これは9つに分類される性格タイプのことです。
一般心理学の世界ではエニアグラムはガン無視ですが、
私の師匠である溝口あゆか先生は、カウンセリングの現場においてエニアグラムをとても重要視されていました。
エニアグラムはそこら辺にある性格判断や〜占いとは次元が違います。
人間の根源的な原理を見る、解像度の高いものだと思っています。
心理支援のみならず、コーチングや子育てにも、エニアグラムはとても役に立ちます。
春井さんによると、エニアグラムタイプは、乳幼児期に形成された「自己イメージ」と「世界・他者イメージ」によって作られているとのことです。
真ん中の黄色いメガネは、このエニアグラムのフィルターを通して見える世界であり、
黄色と最後の青いメガネをかけた私たちには、世界が緑色に見えています。
このエニアグラムタイプのメガネに気づいてないと、エニアグラムタイプにおける自己イメージと同一化した状態で、エニアグラムにコントロールされ翻弄された人生を送ることになります。
例えば、私はエニアグラムタイプ3ですが、
このタイプは、成功者という自己イメージと同化してしまう傾向にあるので、人からどう見えるかということにものすごく神経質になります。
周りから成功者として見られてないと気が済まない、、、
だから、失敗を極端に恐れるし、うまくいってないとき、それを周りに悟られることを極端に恐れます。
実際よりもうまくいっていると見せようとするので、等身大の自分を曝け出すことができません。
それゆえに人と親密になることが苦手で、薄っぺらい交流しかできないということも起こります。
「虚飾」という自我を乗り越えるのが、タイプ3の魂の課題です。
これまでを振り返っても、ストレスフルな状況に陥っていた時、かなりこのエニアグラムタイプに翻弄されていた自分がいました。
人に嫌悪感を抱かれてしまう時も、皮肉にも「よく見られたい」という自我にコントロールされていることが多かったのです。
これでもだいぶ解放されたとは思いますが、、、
黄色のメガネを外すには、自分のエニアグラムタイプを正確に知り、日々自分のエニアグラム的なパターンを意識化していくことです。
本やネットでエニアグラムタイプを診断するテストがあるので活用しながら、じっくりとタイプを見極めていくことをおすすめします。
ただし、赤いメガネがまだまだ濃くある人は、エニアグラムタイプの判定が非常に難しいです。
それと、エニアグラムには、タイプと「ウィング」と呼ばれるサブタイプがあり、その組み合わせにより、自分のことをより深く理解できます。
タイプ3の場合は、その両隣りの数字、2か4がウィングにあり、タイプ1は、2と9がウィングになります。
私はタイプ3のウィング2、になるので、タイプ3でありながら、タイプ2(世話焼き)の要素も濃くあります。
赤いメガネにしても、黄色いメガネにしても、とにかく外すには時間が必要になります。
私は仕事柄、ある程度話をすればその人のエニアグラム診断ができるようになってきたので、お知り合いであれば、タイプ見つけるのお手伝いします。
本は、ドン・リチャードさんの本がダントツオススメです。
新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

そして、ラストのメガネ、これは「自己他者構造」の青色メガネです。
これを一言で説明するのは難しいですが、要は、人間の根源的な思い込みは、「自分と他は、分離された存在だ」というもので、そのマインドが投影された世界を唯一の現実だと思っていること。
このメガネが外れたら、自他という二元性は消えて、これまで現実だと思っていたことが、分離意識(自我)の見ていた夢だったとわかるということです。
カタカムナとか、ヌーソロジーとか、奇跡のコース、エックハルト・トール、バイロン•ケイティなど悟り•ワンネス(非二元)ティーチャーなんかが伝えていることです。
赤いメガネも黄色いメガネも、人間に苦しみをもたらしますが、真に全ての苦しみから解放されるには、この最後のメガネが外れる必要があるようです。
いっとき非二元ブームというのがあり、瞑想などで青いメガネ外しに精を出す人が増えたことがありました。
はじめの方に書いたように、メガネは外側から順にしか外れないということで、赤や黄色メガネ外しをしてない人が自我を超越することはできない、一見覚醒してるっぽいけど、実際は感情を凍結麻痺させてるだけどいったエセ覚醒者も有名非二元ティーチャーになったりしてました。
現状としては、全てのメガネが外れた人はこの世にいるかいないかというレベルで、青いメガネで暮らしている人はほんの一握り、ほとんどの人は黒い世界か灰色の世界か、濃い緑の世界に住んでるのではないかということです。
メガネ外しは、心理的なアプローチが有名ですが、身体自由性を取り戻すような、身体からのアプローチも一緒にやっていくと加速すると思います。
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