2019年12月17日
ボーカロイドには出せない魂の響き
ブログ
前回の記事でも紹介した日本のヴォイスヒーラーの草分け的存在、故・渡邊満喜子さんの著書【声をめぐる冒険~ヴォイスヒーラーの実践をとおして~】を読んでいます。
今日はその本の「まえがき」から抜粋します。
人間の声にしか出せない倍音があります。それが「魂の響き」なのでしょう。
さて昨日、故・美空ひばりさんのAIが新曲を披露したっていう話を知りました。
生前の美空ひばりさんの歌声や話し声をディープラーニングで学習させ、本物そっくりの声で歌うAIを開発したそうです。
動画を見つけました。
↓↓↓
確かにパッと聞いた感じは本人が歌ってるのかと思うほど、ホンモノそっくりです。
会場には涙を流している人もいますね(笑)演技ってバレバレですが(笑)。
「生前のひばりさんが届けていた感動を再び」ということで開発されたそうですが、
美空ひばりのファンからは「人間らしさがない」、「冗談でやっていいことではない」と酷評が多かったそうです。
それを聞いてちょっと安心しました。
ファンの人たちはひばりさんの魂から発せられる倍音のシャワーを浴びて感動していたわけです。
いくらAIテクノロジーが進化しても、人工的には魂の響きである倍音は作れません。
AI(人工知能)シンギュラリティが来るとか来ないとかいうことが世の中では人類の将来についての大きな議論の対象になっていますが、
皆さんはどう思われますか?
人工知能が人間の知能を超える日はやってくるのでしょうか??
もちろん、人工知能が人間の代わりに担える仕事が増えることにより、
私たちの人生に潤いやゆとりが生まれてより人間らしい生活が送れるようになることには賛成です。
しかし、AIテクノロジーが信じられない勢いで進化発展している割には、
低賃金で重労働を強いられている人がいまだにいっぱいいるという現状があり、そこには大いに疑問を感じます。
人間のぬくもりがあってこそ価値があるような分野(例えばメンタルヘルス、芸術、クリエイティブな活動、衣食住など)に莫大な時間やエネルギーを投資をしてAIテクノロジーを発展させることに意味があるのでしょうか??
なんか私たち人類の将来が間違った方向に誘導されているような違和感を感じているのは私だけではないはずです。
先ほどの番組がやらせでなかったとして、合成音声であんなに泣いちゃうとか、現代人の感性大丈夫かって思います(触覚がまともになって+世の中の支配構造をよく知ってしまったら「やらせ」以外に考えられませんが)。
感性=触覚です。
触覚のセンサーがどんどん劣化してしまって、ぬくもりを感じ合ったり、ぬくもりのある文明が築けなくなってしまった。
そことAIシンギュラリティが重なっている氣がします。
病人が増えたり自殺者が増えたりすることとも無関係ではない。
『サピエンス全史』『ホモデウス』の2冊のベストセラー作家、ハラリ先生の新作『21レッスンズ』には、AIとバイオテクノロジーの進歩という破壊的な技術革新への脅威について書かれていますが、最終章にはなんと、ヴィパッサナー瞑想により身体の感覚を観察することの大切さが書かれていました。
ボイスエンライトメントで指導していることも究極はそこなんです。
乗っ取られた脳に流れてくる考えの洪水の支配から、身体の叡智を取り戻す。
「魂の響きを音声化する技法を伝えていきたい」という故・渡邊満喜子さんの意志を継承していきたいと思います。
今日はその本の「まえがき」から抜粋します。
「人は誰でも、世界でたった一つの、自分だけの美しい声をもっている」
「それはそれぞれの魂の波動が外部に音声として表出したもので、内なる音楽の調和と共に存在して、その人だけの歌をうたうことができる」
「この声を魂の乗り物として、発声のレッスンを重ねていくと、より精妙な波動を音声化することにより、より深い自分と共鳴する感覚を取り戻す」
これらは「声による癒しとはどんなものか」というテーマを実践に変えて、10年にわたるヴォイスヒーリングの仕事の中からもたらされた最もシンプルな答えです。
私たちは普通、声を意思伝達のための物理的な音声装置ととらえています。
伝えられる意味だけが意識化されて、それを運ぶ「声の響き」がもつ力には無関心です。
また一方では、声は音楽的表現としてさまざまな歌になります。けれど私たちが学ぶことができる近代以降の洗練された声楽の技法は、声の精髄である「魂の響き」を直接的にとらえて音声化する方向には発展しませんでした。
他方、声の原初的な役割やその意味は、時間軸や空間軸を移動していくことで、さまざまな響きに出会うことができます。
歴史や文化を超えていくことで、世界各地に残されている声を伴う宗教儀式、民族音楽の中の固有の唱法、さまざまな古楽が伝える声の技法は、声がかつて日常的なコミュニケーションの手段を超え、芸術的な表現術を超えた、さまざまなレベルの普遍的存在(天地にわたる神々や自然の精霊等)との共鳴の手段ではなかったかと想像させます。
けれど、私たちが生きる社会の中で、そうした原初的な声の力の痕跡に出会う機会は限られています。
音声を発すること、その響きを聞くことは、目で見える世界を理解するようりもさらに深い内的な体験をもたらすといわれています。
内的な世界に響いている普遍的な存在との共鳴をもたらすからです。
身体を基軸にこうした声の可能性を求めていくと、声と呼吸、呼吸に内在している魂の息吹、魂の息吹が伝える普遍的な存在への響きへと導かれ、声がいかに深い領域に存在するものから発せられているかを、体験するようになります。
それぞれの物質的な身体のレベルを超えていく精妙な生命エネルギーは、固有の魂の響きをもっています。この響きを固有の音声に転換させ、その発声を誘導することがヴォイスヒーラーとしての私の仕事です。
人間の声にしか出せない倍音があります。それが「魂の響き」なのでしょう。
さて昨日、故・美空ひばりさんのAIが新曲を披露したっていう話を知りました。
生前の美空ひばりさんの歌声や話し声をディープラーニングで学習させ、本物そっくりの声で歌うAIを開発したそうです。
動画を見つけました。
↓↓↓
確かにパッと聞いた感じは本人が歌ってるのかと思うほど、ホンモノそっくりです。
会場には涙を流している人もいますね(笑)演技ってバレバレですが(笑)。
「生前のひばりさんが届けていた感動を再び」ということで開発されたそうですが、
美空ひばりのファンからは「人間らしさがない」、「冗談でやっていいことではない」と酷評が多かったそうです。
それを聞いてちょっと安心しました。
ファンの人たちはひばりさんの魂から発せられる倍音のシャワーを浴びて感動していたわけです。
いくらAIテクノロジーが進化しても、人工的には魂の響きである倍音は作れません。
AI(人工知能)シンギュラリティが来るとか来ないとかいうことが世の中では人類の将来についての大きな議論の対象になっていますが、
皆さんはどう思われますか?
人工知能が人間の知能を超える日はやってくるのでしょうか??
もちろん、人工知能が人間の代わりに担える仕事が増えることにより、
私たちの人生に潤いやゆとりが生まれてより人間らしい生活が送れるようになることには賛成です。
しかし、AIテクノロジーが信じられない勢いで進化発展している割には、
低賃金で重労働を強いられている人がいまだにいっぱいいるという現状があり、そこには大いに疑問を感じます。
人間のぬくもりがあってこそ価値があるような分野(例えばメンタルヘルス、芸術、クリエイティブな活動、衣食住など)に莫大な時間やエネルギーを投資をしてAIテクノロジーを発展させることに意味があるのでしょうか??
なんか私たち人類の将来が間違った方向に誘導されているような違和感を感じているのは私だけではないはずです。
先ほどの番組がやらせでなかったとして、合成音声であんなに泣いちゃうとか、現代人の感性大丈夫かって思います(触覚がまともになって+世の中の支配構造をよく知ってしまったら「やらせ」以外に考えられませんが)。
感性=触覚です。
触覚のセンサーがどんどん劣化してしまって、ぬくもりを感じ合ったり、ぬくもりのある文明が築けなくなってしまった。
そことAIシンギュラリティが重なっている氣がします。
病人が増えたり自殺者が増えたりすることとも無関係ではない。
『サピエンス全史』『ホモデウス』の2冊のベストセラー作家、ハラリ先生の新作『21レッスンズ』には、AIとバイオテクノロジーの進歩という破壊的な技術革新への脅威について書かれていますが、最終章にはなんと、ヴィパッサナー瞑想により身体の感覚を観察することの大切さが書かれていました。
ボイスエンライトメントで指導していることも究極はそこなんです。
乗っ取られた脳に流れてくる考えの洪水の支配から、身体の叡智を取り戻す。
「魂の響きを音声化する技法を伝えていきたい」という故・渡邊満喜子さんの意志を継承していきたいと思います。
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